2014年11月26日水曜日

勇んで平山へ向かう。

 
北海道、北大雪山系、平山。
高山植物の名山である。その名の通り山頂部はなだらかで平たい。
林道の崩壊によりしばらくの間登山口まで通行出来ず足が遠のいていたけれど、ようやく開通の
知らせが届き、勇んで訪ねてみた。
この山は表大雪(大雪山中央部)に比べると広大な群落にこそ恵まれないが、歩を進めるほどに異なる環境に適応した高山植物を楽しむ事が出来る。特にタカネシオガマの群落は美しく印象的だ。山頂に近づくにつれ平山と対峙するニセイカウシュッペ山とそこへと続く痩せた岩稜、通称アンギラスの背が迫る。
ピークハントというよりは、高山植物をじっくり観察し、北大雪の展望を楽しみながらの稜線漫歩が似合うのが平山だ。
 


 
 岩場に咲くタカネシオガマ。訪れた7月10日は見頃であった。遠くニセイカウシュッペ山を望む。
 
 
 
 おなじみ高山植物の女王コマクサ。少し環境が異なるだけでこれほど種類が異なる。
 


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