2010年4月30日金曜日

徘徊者のスキー

(4月26日)
おおげさな事ではなくても

発見したり、

道を切り開いたりする事は楽しいものだ。

晴天の下、鳥海山山麓でのツアースキー。

沢にはばまれて

ままならぬ。

思わぬ藪に

思案する。

徘徊者による

開拓スキーだ。

2010年4月29日木曜日

不動桜

(4月24日)
滝桜の混雑を避け、

不動桜を訪ねる。

ようやく晴れた青空に

7分咲きの紅枝垂れ。

不動明王様をお守りするように

天蓋を広げ

おおらかにここにある。

2010年4月28日水曜日

梟の桜

健やかに

のびのびと、

晴れやかに

清々と。

駒留めの桜は昔も今もここにある。

節くれだった木のウロは

梟(フクロウ)のすみか。

春霞のやまあいに

静かに月がのぼる。

2010年4月17日土曜日

八甲田の変化球

(4月16日)

昨日のアイスバーンは

快適なザラメ雪に。

我々もザラメ中毒者に変貌し、

緩んだ急斜面を落下する。

いつしかアオモリトドマツのまばらな尾根に吸いこまれ、

美しい峰々を振り返りながら余韻に浸る。

さて

今日は新たな斜面をうろうろ探して徘徊する。

あちらの疎林。

こちらの沢筋。

うさぎが飛び出す。

小鳥がなく。

雪はザラメからモナカ、ねっとり湿り雪と

油断ならぬ。

春雪の変化球、

耐えて楽しい春の旅だ。

モナカ天国

八甲田大岳。

昨日の降雪を期待していたけれど

アイスバーンかモナカ雪。

どっちもダメなんてやわなスキーヤーはダメ!

と神様に言われているようだ。


パウダー中毒者のりこも、ただの人だった?

果てしないモナカ天国を耐えて登る。

背中がまるくなっている。

2010年4月14日水曜日

徘徊のご褒美

強風に重たい雲が流されて
雪がちらほら。
春はいずこへ。
雪を求めるのにも無理が生じて
里山を徘徊。
てくてく歩くのもいいもんだ。
移動スピードをおとす事は
沢山の発見を約束してくれる。
普段通り過ぎる山道脇のガレ場、

イワウチワ!
ひそやかに強く咲いていた。

2010年4月13日火曜日

落日の桜

日が傾き、
急いで車を走らせて
ようやく日暮れに追いついた。
清隆寺。
墓地の角を曲がると
夕日を背景に鈴なりの枝垂れ桜。
息をのむ。
誰一人いない参道。
明日には散りはじめる運命。

来年もまたくるよ。

遠山の金さん。

いつしか晴天となり
気温上昇。
静かな柳生院の境内に
満開の枝垂れ桜。
地蔵堂の脇から見上げてみると、
青空に映えて美しい。

なんだか時代劇的な雰囲気が漂うのは
気のせいかしら。

狛犬も喜ぶ枝垂桜

今日は悪天候の為、予定は中止。

皆さんごめんなさい。


空いた時間で

今年の桜の状況を見に行く。

福島の名木を巡る旅だ。


まずは、諏訪神社の枝垂れ桜。

狛犬もなんだか笑っているようだね。