今回はまず沼尻登山口から爆裂火口沼ノ平を眼下にする岩峰、船明神に登る。稜線に至っては反時計回りにルートを取り鉄山山頂を踏んだ。避難小屋からは稜線を外れて西へ下山のルートを取り荒々しい火口壁に空いた体内岩をくぐり抜けて登山口に戻る周回コースだ。
晴天に恵まれて展望を心ゆくまで楽しみ、標高を下げて行くと樹林帯の紅葉が真っ盛りとなり秋の安達太良山を満喫した。
稜線から船明神を望む。船明神は舳先のようにとんがった所に。
体内岩から船明神を。
登山口付近、白糸の滝方面の岩壁と紅葉。
《コースタイム》踏査日 2013年10月28日
沼尻登山口⇒(45分)⇒分岐⇒(1時間)⇒障子岩テラス状休憩地⇒(35分)⇒船明神⇒(15)⇒牛の背稜線
⇒(35分)⇒鉄山山頂⇒(8分)⇒鉄山避難小屋⇒(25分)⇒胎内岩⇒(35分)⇒沼ノ平コース分岐⇒(20分)⇒
作業小屋⇒(20分)⇒稜線分岐⇒(30分)⇒沼尻登山口下山
近日中に公開。
《注意事項》
◎鉄山避難小屋からの下りは一部ルート不明瞭の箇所があり濃霧時は注意。特に1642地点と沼ノ平から流れる硫黄川に登山道が絡む付近のルートファインディングには注意です。このルートは火口壁の溶岩に浅い表土が乗っている地質なので所々大きな穴が空いていますので足元にも注意したいもの。
◎硫黄川に出ると沼ノ平コースの分岐となります(この辺り不明瞭)。沼ノ平コースは火山性ガスの発生の為に通行止めです。
◎硫黄川にある作業小屋から尾根上に上がるルートは道標が無く(見つけられず)注意が必要です。
なお、白糸の滝方面に続く道は温泉引湯の作業道のように思えます。登山口へは登り返しが無く魅力的ではありますが、所々登山道が崩壊していたり、不安定な材木が掛かっただけのルートですのでむやみに入らない方が無難と感じます。下山の際尾根に登り返すなら、温泉引湯のパイプラインと管理小屋(前述の硫黄川の作業小屋の事では無く、その下流にあるもうひとつ小屋の事。また、この温泉引湯の道の登山口に近い所には作業用の運搬ケーブルとその作業の為の小屋もあります。)が出てきたら下り過ぎです。引き返して尾根への登り返し口を見つけましょう。
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