2014年12月1日月曜日

遠野郷にて思うこと。

山々を歩いていると現代人とその生活や文化を異にする人々がいた痕跡を発見する事がある。
山人の伝承。古い信仰。荒ぶる神々。
そのようなものがなにものであるかはわからないけれど、そのような者の末に自分がいるのかも知れないという可能性になにやら心揺さぶられるのでありマス。
遠野まつりは明るく楽しいお祭りであるのですが、このお祭りにもここの人々にもそのような香りを感じるのデス。今回は遠野の歴史を訪ねて歩き、遠野まつりを通して民俗文化に触れる旅。
私たちが遠い昔に置いてきたものや人々の願い。そのようなものを感じる旅となりました。

青笹しし踊り。鹿踊りと神楽の山神舞、豊年踊りが融合したものといわれる。


平倉神楽 諷踊(ふうしょう)舞。高天原の荒神が悪魔邪気を払う舞。早池峰神楽の系譜は
有名な岳や大償神楽だけではなく、山麓の各地に伝承されている。


卯子酉(うねどり)さま。左手で赤布を結ぶと願いが叶うという。



五百羅漢。飢饉で亡くなった人々への鎮魂の願い。

 
 
程洞のコンセイサマの鳥居の前に立つ狛犬。

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