発見したり、
道を切り開いたりする事は楽しいものだ。
晴天の下、鳥海山山麓でのツアースキー。
沢にはばまれて
ままならぬ。
思わぬ藪に
思案する。
徘徊者による
開拓スキーだ。
不動桜を訪ねる。
ようやく晴れた青空に
7分咲きの紅枝垂れ。
不動明王様をお守りするように
天蓋を広げ
おおらかにここにある。
のびのびと、
晴れやかに
清々と。
駒留めの桜は昔も今もここにある。
節くれだった木のウロは
梟(フクロウ)のすみか。
春霞のやまあいに
静かに月がのぼる。
昨日のアイスバーンは
快適なザラメ雪に。
我々もザラメ中毒者に変貌し、
緩んだ急斜面を落下する。
いつしかアオモリトドマツのまばらな尾根に吸いこまれ、
美しい峰々を振り返りながら余韻に浸る。
さて
今日は新たな斜面をうろうろ探して徘徊する。
あちらの疎林。
こちらの沢筋。
うさぎが飛び出す。
小鳥がなく。
雪はザラメからモナカ、ねっとり湿り雪と
油断ならぬ。
春雪の変化球、
耐えて楽しい春の旅だ。
昨日の降雪を期待していたけれど
アイスバーンかモナカ雪。
どっちもダメなんてやわなスキーヤーはダメ!
と神様に言われているようだ。
パウダー中毒者のりこも、ただの人だった?
果てしないモナカ天国を耐えて登る。
背中がまるくなっている。
皆さんごめんなさい。
空いた時間で
今年の桜の状況を見に行く。
福島の名木を巡る旅だ。
まずは、諏訪神社の枝垂れ桜。
狛犬もなんだか笑っているようだね。